書庫
「ハイパーSD」というオーパーツついて振り返る 今から20年程前のお話。 当時、「元祖SD」と「BB戦士」との2本柱で展開されていた「SDガンダム」シリーズですが、 ちょっとだけ背伸びしたい子供向け?に「ハイパーSD」なるシリーズがリリースされました。 ラインナップは「ガンダムF90」と「ガンダムGP01」のみ。 「元祖SD」の派生ということだったと思いますが、いかんせん価格が高価だったことと、 見慣れないその等身スタイルに子供の反応はイマイチ。バンダイさんお得意の「黒歴史」パターン。 とはいえ、今現在のトレンドを先取りしたようなスタイルは「先見の明」が早すぎたの一言につきる、と思います。 この「ハイパーSD」なるもの。オークションや中古ショップの普及により「いい値段」で推移しているものの、 今現在でも入手が可能。かくいう僕も「ガンダムF90」の美品を入手できましたが、現物を見てちょっとがっかり。 顔の造形がイマイチなのです。当時、今で言う「造形師」なる方々がいたのかどうか定かではありませんが、 「F90の立体物は得てして顔がブサイク」の法則そのまま。本体各部のバランスもメリハリが無く、 あくまで「当時物」といったところでしょうか。 「完成品」、「本体胸部にダイキャスト(?)使用」と、現在の「SDX」シリーズと共通点が多く、 ひょっとしてバンダイ内の企画担当者が同じ人なんじゃなかろうか?
|